天然素材ならではの麻と寒竹(かんちく)の落ち着いた風合い
みつる工芸では、良質な手引き手織の麻を使用しております。
麻と呼ばれるものは非常に種類が多く、繊維用に用いられているものだけでも50~60種類におよびます。代表的なものに亜麻や苧麻(ちょま)などがあります。また、用途は繊維用に限らず食品や医薬品に至るまで多岐にわたります。紡績にはない麻がもつ自然な風合いをぜひお楽しみください。
また日傘の柄の部分は麻との相性が良い「寒竹(かんちく)」を採用し、節がもたらす持ち心地とデザイン性もお楽しみいただけます。
|花言葉は「名声」「名誉」。凌霄花をまとう
ラッパ状の花を咲かせる花姿から、英雄や勝者を祝福する際のファンファーレで吹くトランペットを連想し、「名声」「名誉」という花言葉がつけられている凌霄花(ノウゼンカズラ)。暑い夏の盛り、太陽に負けないくらい明るいオレンジや赤の花を咲かせ、ノウゼンカズラの花は真っ青な空によく似合います。こちらの日傘は,そんな美しいノウゼンカズラと茎の節から細かい気根を出し生長する生命力のあるツルを描きました。
|天然素材ならではの優しい風合い
薄手で程よい透け感と生成り色が、麻の魅力である涼しさと和の雰囲気とを演出する半洋生平。半洋(はんよう)とは半分洋物。 生平(きびら)に対して、経糸に紡績糸を使うためこう呼ばれているのだとか。晒していない平織りの麻布のナチュラルで優しい風合いを活かし、縁のみに柿渋を施しツートンに仕上げました。
|手描きワンポイントがひかる!
持ち手の柄の部分は楓の木を採用。ゆったりとした柄のカーブは、ちょっと腕に引っ掛かけたりでき、手が塞がらないので便利です。素材感を活かし、ワンポイントに伸びやかに描いたノウゼンカズラ。シンプルでありながら、涼やかで品のある仕上がりは洋装・和装共にコーディネートしやすく、夏の装いのワンポイントぜひ。
【仕様】
サイズ:親骨47cm 全長77cm 直径約88cm
素材:麻100% 生地:半洋生平
柄:木製(楓の木)
使用染料:柿渋染め、顔料
重量:約345g