|琵琶湖の伝統漁法「魞(えり)」をモチーフに
京都のおとなり滋賀県琵琶湖では、冬の湖面から突き出ているたくさんの棒があります。
これは伝統漁法「魞漁(えりりょう)」による仕掛けの一部。
「魞(えり)」は障害物にぶつかるとそれに沿って泳ぐ魚の習性を利用し、湖岸から沖に向かって矢印型に網を設置。「つぼ」と呼ばれる行き止まりに誘導して捕まえる。自然環境や生きものの習性を利用した日本人らしい知恵。必要な量だけを捕獲する持続可能なサスティナブルな漁法といえます。
本のれんは、そんな1000年以上前の伝来から今日まで続いている漁法「魞(えり)」の役を終えた魞(えり)の少し寂しげな様子をシンプルに表現しました。柔らかく染め上げた柿渋染めの地色が深まるのを長い目で楽しんでいただける一品です。
【仕様】
素材:麻100%
使用染料(顔料):柿渋
染色技法:引き染め・抜染・刷り込み
サイズ:巾88cm×丈150cm
※お取扱・お手入れについてはこちらをご覧下さい。
<お届けに際して>
みつる工芸のお品ものは注文を頂いてから一点一点手づくりでお作りしております。時期やタイミングによっては在庫がありすぐに発送できる場合もございますが、逆にトップシーズンに入ってしまったり、梅雨時期などによりものづくりが天候に左右されてしまう場合は時間を有してしまう可能性もございます。通常お届けまで1ヶ月ほどお時間を頂戴しております。お急ぎのお客様はお気軽にお問合せくださいませ。